◆フォームを固めろ! −「下積編」−
単勝人気と勝馬の関係 このページの先頭へ
これについては調べてみた経験のある方が沢山いらっしゃることと思います。わたくしもパソコンを持っていない時代に初めて調べたのがこれでした。

実際に人気上位の馬の勝率を調べてみると、勝率はキレイに1番人気から順に高い値を示します。おおむね、

 人気  1   2   3  …
 勝率 25% 15% 10% … 

くらいではないでしょうか。

単純に考えて半数のレースは1〜3番人気馬が勝つことになりますから、これら人気馬を無視するのは得策とはいえません。また、1〜3番人気のいずれかが連対する確率は、8日間の開催単位に見ていくと90%を越えることもあります。

こうした事実を知ってからは、それ以前にしていたような無理な穴狙いはしなくなりましたし、あまり検討に時間をかけすぎないようになりました。

「人のフンドシで相撲を取る」ではありませんが、競馬に参加する人たちがみんなで出す結論が人気として表現され、それがおおむね妥当であるなら素直にそれに乗ることにして軸馬は人気馬から選ぶのを基本に検討すればいい、と割り切ったのです。

しかし、皆さんご承知の通り、単純な人気馬狙いでは的中率はよかったとしても回収率は思うように上がりません。

回収率を上げるには「いらない人気馬」を切ることができればよいのですが、もともと成績が良くて人気になっているわけですから、無理に絞り込もうとすると切ってはいけない馬まで切り捨ててしまい、たちまち回収率が下がります。

人気馬の安定した勝率・連帯率をうまく利用して絞り込んで行くのが無難な選択とはいえ無難なことばかりやっていては「ギャンブル」をする意味がありません。

人気上位の馬が勝つ順当なレースをきちんと押さえた上で穴馬への目配りを忘れない究極のバランスを実現するのが理想ですが、わたくしも今のところ人気順を利用した判定ロジックについては模索中の状態です。
昇級馬の動向チェック このページの先頭へ
馬券検討をする上で、昇級馬の取捨は大きな問題のひとつです。過去にそのクラスでの出走経験があれば参考にもなりますが、初めての場合は判断する材料が足りません。

何か判断の基準にできるようなものはないかと、900万下(当時)の昇級馬を対象に調査を試みたことがありました。大まかな結果は下記のとおりです。
(再昇級は考慮せず、調査時点の900万下在籍馬からその一部を抽出して単純に昇級後の動向を見た結果です)

 ・昇級緒戦で勝つ確率は15%程度である。
 ・おおむね5戦以内に勝ち抜け(または連対)を果たすグループと、8〜9戦
  以上かかるグループに分かれる。
 ・昇級緒戦から1秒以内の着差で走れる馬は程なく好走する可能性が高い。

ここ数年間のPickup3で抽出された4000頭近いサンプルによる集計結果で見ても、勝率は16%程度とおおむね同じような結果でした。

昇級後3戦目くらいまでにさっさと勝ち抜けていく馬も多く、思ったよりも回転が速い印象を受けました。一方で滞留し続ける馬もたくさんいますから、昇級後の早い段階で好走するグループに狙いを絞って勝負するのが効率の良い方法と言えそうです。

回収率でみると昇級緒戦の馬だけを買い続けてもプラスにはなりませんが、90%程度の回収率になっていました。10頭のうち1頭でも消すことができれば100%を越えるわけですから、研究してみる価値はあるかも知れません。
競馬は6頭立て!? このページの先頭へ
下級条件のレースでは16〜18頭立てということも珍しくありませんが、その中で上位争いに加わる馬となるとそう多くはありません。

実際のレースを見ていても、まともに勝負になっているのはせいぜい上位3頭くらいで、あとは「その他大勢の流れ込み」がおなじみの光景ではないでしょうか?

人気順とレース結果の関係について、こんどは勝ち馬ではなく連対馬という観点で調べてみると、人気上位6頭の中から1、2着の両方が出る確率はおおむね70〜75%程度になり、上位7頭まで広げると80〜85%くらいであることがわかります。

穴党の方にとっては「残りの3割狙わないでどうする!」というところでしょうが、わたくしの場合は「7割方のレースが人気上位6頭で決まるなら、人気のない馬は思い切って切り捨てたほうが効率がよいのでは!?」と考え、解析・検討に際しても対象をなるべく絞り込むようにしています。

ただしこの数字、出走頭数の少ないレースも含めてのことですから、6頭立てになったといって喜んでばかりもいられません。

また、単勝人気順を判断材料にしようとする場合に共通して言えることですが、究極的には人気順は〆切後でないと確定しないこともあり、ボーダーライン上に複数の馬がいる場合など迷いが生じて機械的な取捨が難しくなることが考えられます。

このように微妙な点もありますが、判断基準は人気順だけ!とこだわる必要もありませんので、新聞紙上の印の数を集計するなど独自のランキングに応用してもよいと思いますし、「勝負になるのは上位6〜7頭」と考えるだけでも競馬がシンプルに見えてくるのではないでしょうか?